2008年06月03日

株取引用PCの改装を行ってみた

 以前記事にも書いたが、自分は本年2月に株取引用PCの自作を行った。その後、自分が楽天イーグルスのおひざ元から横浜ベイスターズの地へと引っ越しを行う際にも本PCを随伴させた。
 その甲斐あって、本PCは、本来目的の株取引に加え、情報収集・えっちゲーム・レポート作成・娯楽など、多くの用途に活躍してくれている。

 だが、事実上初めての自作だったと言うこともあり、運用を重ねるにつれていくつか本PCの問題点が浮かび上がってきた。
 そこで、今月末には中日ドラゴンズの近所に引っ越すことが確定したこともあり、秋葉原が近所にあるうちに、ということで、いろいろ引かれて困っている給料の一部を投じ、PCの一部改装を行い、性能面および安定性の改善を図った。
 本記事では、そこら辺の改装について語ってみることにする。


 さて、今回の改装で改善することを目指したのは以下の2点である。

(1)チャートソフトで見る銘柄を変える際の切り替え速度が遅いのが気になる
(2)CPUをはじめとするPC内部の温度が著しく上昇している

 (1)はPCの性能面の問題、(2)はPCの安定性の問題である。

 
 まず、(1)のチャートソフトの切り替え問題である。
 自分はチャートソフトとして「ストックナビ」を使っているのだが、このソフトでチャートを見る銘柄を切り替える際、HDDへのアクセスが行われ、待ち時間が生じている。待ち時間はおそらく0.8〜1.0秒くらいだとは思うのだが、この時間が気になってしょうがなくなった。おそらくはHDDのアクセス速度(ランダムアクセス?)の限界なのだろうと思う。
 そこで、ここは奮発してSSD(Solid State Drive)で超高速アクセス!・・・と行きたいところだがSSDを買えるようなお金があるわけない。仕方ないのでSSDよりは安価なコンパクトフラッシュ(CF)を購入し、それをCF→IDE変換アダプターを用いてPCに接続し、擬似的な?SSDとして運用することで問題が改善できないか試みてみた。
 実際に購入してきたCFおよび変換アダプターの写真を図1として示してみる。なお、写真ではCFは変換アダプターに既に装着済みである。

裏にもう一枚装着可能
図1 購入したコンパクトフラッシュおよびCF→IDE変換アダプター

 変換アダプターは、最大2枚のCFを搭載できるものを選んだ(2枚目は写真の裏面側に装着する)。価格は2,000円弱であった。これを、マザーボード上のIDEポートに直接搭載する。
 CFについては、あまり速度が遅すぎるものだと購入する意味がなさそうなので、店頭で高速そうに見えたサンディスク製CFを選んでみた。今回は容量はそれほど大きくなくてもいい(ストックナビの現容量は約0.9GB)ので、容量は4GBのものを選んだ。最近、SDカードが安くなっていることから、CFも同じくらいの値段で買えるかな〜とか思っていたのだが、1万円近くしたのは誤算だった。

 実際にPCにCF(と変換アダプター)を装着した写真を図2に示す。メモリに隠れていて見えにくいが、マザーボード上に直差しされているのが確認できると思う。

IDEコネクタに力で押しつけ
図2 CFを搭載したマザーボードの写真


 んで、肝心の性能であるが、ベンチマークソフトを用いてHDDとCFの速度を測定してみたところ、図3のような結果となった。ランダムリード速度についてはCFの勝利である一方、書き込み性能についてはHDDの方が上回る結果となった。

本物のSSDならもっと速いはず
図3 HDDおよびCFの速度比較

 この辺はストックナビの操作感にも現れた。具体的には、
・銘柄切り替えは劇的に速くなり、切り替え時間をほとんど感じなくなった
・株価データのダウンロード・変換処理は従来より1.5〜2倍程度の時間がかかるように感じられる
 まあ、この辺はHDD・CFの特徴がそのまま現れているのではないかと。ただ、株価データのダウンロード・変換処理は基本的にはバックグラウンドで行うので、多少時間がかかっても自分としては困らない。
 ということで、無事目標を達成したといえそうである。よかったよかった。
 当面は、このままCFでのソフト運用を行ってみて、相応の信頼性がありそうだったらアプリケーション用ディスクとして(本物の)SSDを購入してみたいと思っている。それで問題なければ、いよいよシステム用ディスクとしてのSSDの運用を検討してみる予定である。
 きっと、その頃には大容量のものがそれなりの値段で買えるようになっていることでしょうということで。



 次に、(2)のPC内部温度の上昇である。
 この問題は、搭載したパーツ類の構成を考えると、それを収めたケースが小さいことが要因となったものである。
 当初使用していた「Antec Solo」は優れた静音性を持つ人気ケースではあるが、半面、冷却性能についてはそれほど高くないケースである。そこに発熱量の大きい「GeForce 8800GT」搭載のビデオカードを2枚搭載し、SLI構成を取ったことから、明らかなエアフロー不足に陥っていたものと推測される。さらに、イーグルスのおひざ元からベイスターズの地へと引っ越しを行ったことで、部屋の温度が建造当初に比べ15℃近く高い中での運用を行うこともあった。
 その結果、ある晴れた日にネット配信で野球中継を見ていたところ、突如PCが前触れ無く停止する現象が発生した。ちょうど暑い日だったこともあり、まずは熱暴走を疑いPC内の温度測定を行ったところ、温度はこのくらい↓になっていた。

ここまでとは思わなかった・・・
図4 改装前のPC温度


 ・・・CPUだけではなく、マザーボードも危険な領域へと突入していた。というか、PCの寿命にも影響するかもしれない水準である。
 さすがにこれではまずいと言うことで、ケースをもう少し冷却性能の良いものに買い換えることにした。

 今回ケースに求める条件として定めたのは、以下の通りである。
(a)冷却性能優秀であること
(b)リセットスイッチを備えていること
(c)ドライブや電源スイッチを覆うパネル(ふた)が存在しないこと
(d)ケースの色は黒であること
(e)5インチベイ2カ所、3.5インチベイ1カ所、3.5インチシャドウベイを4カ所以上備えること

 これらのうち、(a)は今回のケース購入目的そのものである。
 (b)(c)はSoloを購入する際にも必要条件として求めた要件である。(b)リセットスイッチがあれば、シャットダウンがうまくいかない場合にいちいち背面の電源スイッチを切る必要がないし、また、(c)ケースのふたがなければCD/DVDディスクの取り出しを素早く行える。
 (d)は、現在保有しているドライブ類が黒であることによる。Soloが黒だったものでドライブもそれに合わせた次第である。
 (e)は、現在保有しているドライブ類全て(5インチベイ小物入れを除く)を搭載するのに必要なドライブ数である。ただ、今後の拡張を考慮すれば、特に3.5インチベイについては、これ以上の数が欲しいところである。

 んで、これらの条件を満たすケースの探索に入ったが・・・まずわかったのは、フルタワーかそれに近いケースでなければ条件を満たせないと言うことであった。普通(?)のATXケースでは、SLI構成を取ったまま冷却性能を確保するのはかなり難しいのではないかと思われた。
 そのため、当初はフルタワーケースである「Silverstone SST-TJ07B」や「CoolerMaster COSMOS S」の購入を検討してみた。だが、検討中に「Antec TwelveHundred」の国内発売が発表されたため、そちらの購入を行うことを決定した。Soloではケースの選択に失敗したが、ケース造りは非常によかった。その辺もあり、今回もAntec製ケースの購入を行ってみることにした。
 TwelveHundredはE-ATX規格には対応していないが、高さ60cm近い大型ケースであることから、SLI構成を取っても余裕の大きさである。また、12cmファン5基および20cmファン1基を標準で備え、冷却性能にも期待できる代物である。今回は、さらに12cmファン2基の増設を行い、万全を期すことにした。

 従来のケース(Solo)ではケースの中は図5のような状態になっていた。何というか、もう混沌としていてケーブルの抜き差しすら大変な状態であった。そのせいでエアフローが悪化し、ケース内温度が上昇していた面もあったと思われる。

メモリさえ見えない
図5 従来ケース(Solo)の内部状態


 んで、そこからマザーボードを外したり電源を抜き取ったりビデオカードを差し替えたり大騒ぎしてどうにかケースをTwelve Hundred換装した写真が図6である。裏面配線を活用することにより、マザーボード上にはケーブルがほとんどかからないようにすることに成功した。まあ、その分裏面は大変なことになっているが。
 また、HDDの間にもスペースを設けることができた上、内部増設ファンによりチップセットにも若干ではあるが風が当たるようになった。

裏配線ですっきり
図6 ケース換装後の内部状態


 ケース換装後のPC内部温度は図7の通りとなった。室温が約28℃だったので、マザーボードは+10℃、CPUは+30℃と言うところである。まあ、これくらいなら何とかなりそうで、一安心できた。

でもまだ油断はできない
図7 ケース換装後のPC内部温度

 ただ、ドラゴンズの地の夏は痛烈なものであると聞くから、ひょっとしたら、ケースファンやCPUクーラーの換装が改めて必要になるかもしれないとは考えている。
 ・・・まあ、この辺は向こうに移動してから考えましょうと言うことで、今回の改装はここまでにとどめることとした。
 なお、騒音については、エアコンを弱くかけているくらいであり、睡眠中に稼働させるのでなければ十分許容できる水準と感じている。

 改装後のPCの構成は表1の通りである。ディスプレイは24型ワイドディスプレイを4月に購入したが、いずれもう1枚購入したいところである。最終的には24型3枚体制にしたいねぇ。

表1 2008年5月31日時点におけるPCの構成
値段は聞かないでください・・・


 あと、ついでに稼働時のPCの写真などを。なんかすごい勢いで光っています。

それほど気にならない
(1) 正面写真

増設した分余計に目立つ
(2) 側面写真

図8 稼働時のPC写真

 




posted by こみけ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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