2012年01月07日

1-3月くらいの作戦〜日本の小型株と海外の大型株を買付検討

 2012年を迎え、4日から株式市場も始まった。
 市場は昨年に引き続き欧州金融危機の影響を受け、日本株も軟調な展開となっている。
 本記事では、昨今の株式市況や経済動向を踏まえ、自分が3月くらいまでに取ろうと思っている作戦について語ってみる。


 まず、現在自分のポジションは、現金約80%、不動産・サービスを主力とする内需小型株が約20%の構成となっている。株式については大発会以降に買付を行った。

 そして、この後どうするかだが・・・「順次内需小型株の買い増しを行い、また欧州危機の動向を見ながら海外株の買付も検討」ということにした。
 この結論を導いた理由は、以下のとおりである。

(1) 円高傾向が依然として継続している
 ここ最近、円高ドル安については一息ついている一方、ユーロ安は継続している状況である。今のところユーロ反転の兆しは見えず、輸出株については厳しい展開が予想される。

(2) 米国経済に復調傾向が見える
 いまいち実感はないのだが、米経済の回復を示す指標が相次いでいる。円高傾向も考慮すると、大型株を買うのなら、日本株にこだわらずに米国株や外国株の買いに入る選択を行ってもよいのではないかと考えている。

(3) 欧州危機が依然として続いている
 欧州危機が依然収束の兆しを見せていないことは、ユーロ安以外に金融株への不安をもたらしている。また、商社株の重荷にもなっていると考えており、自分としては、両業種が配当利回りの観点では非常に魅力的になっているにもかかわらず買い付けをためらっている。

(4) 国内株式の業種・銘柄間格差が顕著になってきた
 本年秋くらいからの株価を見て感じているのだが、どうも日経平均に連れ安する銘柄と、無関係な動きを見せる銘柄がはっきり分かれてきたように感じる。特に、内需株では上昇を続ける銘柄も散見され、この傾向は欧州危機が一段落するまでは続くとみている。

 また、以下の点を若干気にしている。

(5) オリンパスの上場問題については上場維持で決着がつくと予想している。この決定後に日本株全体への不信感が発生する可能性があるとみている。もしかすると、優先株の引き受けを行う銘柄への不信が特に強く出るやもしれない。

(6) 3月までの段階で、国内政治に特に材料はおきないと想定している。解散・分裂のどちらにしろもう少し先かと。

(7) イランによるホルムズ海峡封鎖については、現時点では実行に移されるとは想定していない。だが、もしイランが(口先や演習ではない)実際の封鎖行動に出た場合は、一旦株式市場から資金を引き揚げ様子見に転じる予定。

(8) ネット株については引き続き手を出さない。おそらくは米国市場でフェイスブックが上場するまでは様子見姿勢を続けることになりそう。

 ということで、自分としては、
・当面は国内小型株の買い増し
・欧州危機の動向を見つつ海外株買付も検討
という方針を採ることにする。国内大型株は、金融危機やユーロ安に加え、オリンパスに絡む日本株不信が発生する懸念もあり、今回は買い付け対象から外す。

 また、買付銘柄としては、
(1) 日本株は小型内需株中心で、できれば増収を続けている銘柄
(2) 外国株は国籍を問わないが、金融株は除いた銘柄群
を狙う作戦を立てている。


 自分としては、この四半期は、銘柄選別が重要になる場面と考えている。
 指数にとらわれず、株価・業績とも好調な銘柄の順張りで行こうと考える次第である。


 


posted by こみけ at 21:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 投資作戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもお世話になっております。
以前から、プロ向きの記事を載せてらっしゃるので、J_COFFEEさんの無き後、色々参考にさせてもらってます。私、実は、40でリストラ食らいまして、退職金合わせて、株に本腰入れようかなと考えてます。
一点、情報ツールで、ストックナビをご使用されていると思いますが、こちら、使い勝手よろしいですか?聞くまでもないと思いますが、雑感など教えて頂ければと思います。
Posted by リストラ(株)戦士 かず at 2012年01月10日 17:42
>リストラ(株)戦士 かず さん
 コメント、ありがとうございます。

 J_Coffeeさんのホームページ閉鎖は私も大変残念に思っておりまして、今も時々サイトを覗きにいっております。何度読んでも勉強になるところが見つかります。

 さて、ご質問いただきましたストックナビの感想でありますが・・・
 多数の銘柄の中から「これだ!」と思う銘柄を選ぶのには特に適したソフトだと考えております。リスト部の表示内容を自由に変えられる機能を特に重宝しております。
 自分はあまりテクニカル指標は使いませんが、テクニカル指標の日数を自在に変えられたり、テクニカル指標での並べ替え(例:75日移動平均乖離率が大きい銘柄順に並べ替え)ができるのも大きいかと思います。

 最大の短所は…やはりお値段になるでしょうか。無料会員制度もありますが、宣伝とかいろいろと煩わしいようです。
 また、他のチャートソフトと比べると、高性能のPCが要求されると感じます。モバイルPCでの使用はやや厳しく、デスクトップで使用する場合もできればSSDへインストールしたほうが快適かと思います。

 ただ、自分は実は本ソフト最大の長所は、銘柄リストでの銘柄切り替えがキーボードの上下キーででき、また着目した銘柄の銘柄リストへの放り込みがドラッグアンドドロップでできる点と考えております。
 細かいところですが、これができないチャートソフトの使用は自分は全く考えられない次第であります。
 これら2点は無料モードでも体験できますので、(採用しているソフトがほかにもあるとは思いますが)他ソフトと比較されてはいかがかと思います。
Posted by こみけ at 2012年01月11日 00:16
こみけさま。
詳細なコメントありがとうございます。
なるほど。スピードなどリアルな使い勝手の面、非常に参考になりました。やはり専業でやるにあたり、この辺りの足回りの強さが鍵になるかなと思ってまして、助かります。費用も例えば、ブルームバーグやロイターといったサービスを使う事を考えると遥かに良いのでは?と思っています。(まあそんなにかけた金を回収する見込みなんてないんですがね。)また今後とも、記事を楽しみにしてますので、頑張って下さい。
Posted by リストラ(株)戦士 かず  at 2012年01月11日 10:52
>リストラ(株)戦士 かず さん
 自分の場合、デイトレードは行わず、数週間〜数カ月単位でポジションを持つ戦術をとっています。ですので、ストックナビとマーケットスピードで十分という状況です(休日に多数の銘柄を処理する速力が最優先)。
 かずさんの手法についても、適応するツールが必ずあると思いますので、いろいろ試されてみてはいかがかと思います。大阪なんかでは、ロイターの端末?が無料で試せる場所もあるようですね。
Posted by こみけ at 2012年01月11日 23:16
色々とアドバイスありがとうございます。
デイトレードは、恒久的な高コスト体制を敷いてしまうので、私も好きじゃないですね。
まあ、かといって、同じ株を数ヶ月ロングだけで勝てる程甘くないので、難しいところですね。色々と自分に合ったツール探ししてみたいと思います。
Posted by リストラ(株)戦士 かず  at 2012年01月15日 21:31
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