2011年11月28日

ジーエヌアイグループ(2160)のMSワラント

 21日、東証マザーズ上場のジーエヌアイグループ(2160)は総額約12億円相当のMSワラント(行使価額修正条項付新株予約権、MSSO)の発行を発表した。プレスリリースはこちら。引き受け手はマッコーリー・バンク・リミテッドである。
 本件については、行使価額修正条項で特に厳しい面はないものの、どうもマッコーリー引き受けのMSワラント全般に共通点があるように感じてしまった。
 本記事では、行使価額修正条項の概要について述べた後に、ここ数件の事例との共通しているように思える点と、対策について主張してみる。

〜株価下落による予約権行使禁止はなし 概要〜

 図1に本MSワラントの行使価額修正条項の概要を示す。当初行使価額は133円と定められており、上限行使価額は199円、下限行使価額は79円となっている。
 また、行使価額の修正は毎日行われ、株価終値から10%ディスカウントした値に定められる。
 なお、本件においては、最近のマッコーリー引き受けのMSワラントに定められていた行使価額が一定値を下回った場合の予約権行使禁止は定められていない模様である。つまり、本件においては株価×90%の値が下限価額以下の場合であっても予約権行使が可能と言うことを示しており、他事例に比べて使い勝手が良くなっている。
 この点については、今後一般化するのか、それとも(本件独自の理由による)一度限りのものなのかは気になる所である。

毎日修正
図1 本MSワラントの行使価額修正条項概要


〜発行発表タイミングが似通っている? 主張〜

 マッコーリー引き受けのMSワラントは、自分が認識しているだけで今年4件目になる(他事例:3823/2405/9234)。
 本件も含め全事例で、発行企業の株価が急上昇し天井をつけた後(だいたい2ヶ月後くらい)にMSワラントの発行発表が行われており、どうもマッコーリーは予約権引き受け(もしかするとそれ以前の営業)から処分までの稼ぎ方を一つの戦術として確立しているのではないか、と思えてもくる。
 もしかすると、大量保有報告書の分析などをすれば戦術の一端がつかめる可能性があるのかもしれない。が、そんな手間をかけるよりは、本件等と似たような銘柄・株価動向に遭遇した場合、他銘柄の事例を参考の上、回避すべきと思ったなら一旦手じまいするという方が簡便かつ有効ではないかと主張する次第である。

 
 
posted by こみけ at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | MSCB関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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