2006年08月20日

【書評】ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇

 今回紹介する書籍「ロト6で3億2千万円当てた男の悲劇」は、自分としては資産運用を考える上で役に立つかな〜という想いで買うことにしたので、いつものように書店の(資産運用関連の本が置かれている)ビジネス書コーナーを探したのだが全く見つからなかった。その後あちこち探し回った末、ギャンブル関連本のコーナーで見つけ、ようやく購入した。
 もちろん、書店の分別の方が正しく、自分の方が見当違いだったのである。記事も、本書の内容とはかけ離れている部分があるので、そこら辺はあらかじめご了承いただきたい。

 本書は、三十代後半の零細企業サラリーマン(年収320万、独身)がロト6(宝くじ)で3億2千万円当ててしまってからのあれこれを日記形式で描いた本である。というか、こちらのブログ「ロト6成金のセレブな私生活」さんとほぼ同じ内容だから、ブログを直接見た方がよいかもしれない。本では4月までしか記載されていないけど、ブログは連日更新されているし。
 なお、本当に著者はロト6で3億円当てたのか、という点についても疑われていたりしているようなのだが(参考リンク)、とりあえず本記事には関係ないので無視する。

 んで、本の内容というか、当選後のセレブな私生活(=当選金の使い道)なのだが、読んでいただければわかるとおり、無駄金を使っているとしか思えない。
 金目当てとしか思えない女に貢いでしまったりとか、株の信用取引を行い、ライブドア・ショックでたたき落とされ1億円以上の損を出したりとか、著者が大金に振り回されているとしか言いようがない。この辺、著者は題名にもつけているように「悲劇」としているようであるが、何のことはない、「自滅」といって差し支えないと思う・・・ただ、分不相応な大金を持って、それを浪費してしまったという意味では悲劇といえなくもない。あと、心理的にもだいぶ荒んでいるようにも思えた。
 まあ、いずれにしろ、参考にしてはいけない例といえそうである。というか、こんなのセレブじゃない(笑)。

 さて、ここからが重要で、ひとしきり著者の金遣いを嘲笑した後、「じゃあ自分ならどう使うか」ということを考えると、著者の使い方をそう笑ってもいられないと感じたのである。
 ほとんどの人にとっては、3億円という金額は、現在保有している金融資産よりも1〜3桁大きい数値であろう(自分は2桁)。しかし、4〜50台でのヤングリタイヤを本当に実現するためには、このくらいの資産は必要であると思われる・・・むしろ、全く足りないかもしれない。従って、将来的に、この程度の資産を保有・運用することは考えておいて損はないと考える次第である。それに、しっかり運用を続ければ、到達不可能な額ではないと信じている。
 んで、いざ自分が3億円を得たとして、著者がやってしまったように女に貢ぐのはもちろんだめ、著者が銀行関係者のお医者さん?から指摘されたように、(分不相応な)車を買うのも自宅を買うのも危険の兆候、仕事を辞めたら破滅の第一歩、となると、果たして何につぎ込むべきか。
 株をもっと買う、という考えにたどり着く人は多いと思うが、投入金額が多くなると通用しなくなる手法も多い。特に、デイトレードの場合などは流動性が問題になるはずである。板一枚分お買いあげなんて取引を毎回やっていたら、デイトレードで継続して利益を出すのは困難だろうからねぇ。
 現在自分が行っている売買手法についても、投入金額の限界というのはある程度想定している。現物買いの方は数週間〜数ヶ月保有持続する手法を採用していることもあり、1億円程度までは問題なく運用できると見ているが、信用売りは、新興銘柄を主に狙っていることもあり、複数銘柄に分散させたとしても1〜2千万円が限界と見ている。
 今後この水準に達したとき、どのような戦術を採るかというのは結構な悩み事である。今のところ、売りについては、日経平均先物のヘッジ売りや、信用売り対象に新興市場の流動性の高い銘柄や、東証一部の銘柄を加えたりすることを想定しているが、実際のところはやってみないと何ともいえない。
 また、他の投資手法では債券、FX、商品先物がとりあえず考えられるが、これは株式とはまた違った技術が必要になる。不動産に至っては、そもそも全く経験がないから、一から勉強と言うことになる。あるいは、現段階での自分では想像できないようなセレブな?運用方法があるのかもしれない・・・まだ揉めているらしき平成電電匿名組合的なものを除いて。
 実際には、試行錯誤を繰り返しつつ経験を積んでいくとしかないと思われるところであるがねぇ・・・資産だって、そう急激に増えることもないだろうから。

 将来、自分も大金を運用する状況になったときに、もう少しうまいやりかたができるようになっておかなければならないな〜という問題意識をもてるとしたら、本書は十分値段分の価値を果たすと思われる。

 もっとも、著者はそんなこと意図してないように思えるがねぇ(笑)。
 
posted by こみけ at 00:36| Comment(0) | TrackBack(1) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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