2011年01月24日

アイビーダイワ(3587)、10株→1株の株式併合を発表する

 20日、JASDAQ上場のアイビーダイワ(3587)は10株を1株に併合する株式併合の実施を発表した。プレスリリースはこちら

 アイビーダイワはここ数年にわたり業績不振が続き、赤字や新規事業開始のためと称してたびたび増資を行ってきた。そのため、発行済株式総数は7億株超とふくらむ一方で、株価は1桁をうろつくという展開がここ2年ほどは目立っていた。

 今回の株式併合の背景には、現在のような株価水準(1桁)では(実際にやるかはさておき)ファイナンスによる資金調達が困難であることに加え、ジャスダックの上場廃止基準の株価水準−『月間平均上場時価総額及び月末上場時価総額が、上場株式数に2を乗じて得た数値に満たない場合』に該当したり、本年4月より適用される『(株価)10円未満である場合において,3か月以内に10円以上とならないとき』に該当し上場廃止になることを避けることが目的と思われる。

 本プレスリリースで興味深いのは、株式併合により株式の所有権を失う10株未満の株主(22名)に関する説明が大変充実している点である。端株の現金での買取は当然としても、プレスリリースのかなりのページを10株未満株主に関する内容に割いているうえ、希望があれば個別説明の場を設けることも検討しているという(ほぼ同様の記載はクロニクル(9822)の株式併合のプレスリリースにも存在)。
 おそらく、この点については大証すなわちジャスダックの上場廃止基準のうち、株式併合基準(このpdfの25ページ目、1.(14)g)への配慮であると思われる。会社的には、本併合はあくまでごく少数の株主にのみ影響し、かつ十分配慮すると強調することで本基準への抵触・・・というか抵触の可能性があると市場に思われるのを避けたいのではないかと。

 今回の株式併合では、発行可能株式数が併合と同時に10分の1になる上、株式所有権を失う株主も少数であるため、アイビーダイワが株式併合を理由に上場廃止になることはまず考えられない。
 ただ、そのアイビーダイワがここまで丁寧なプレスリリースを出すという前例を作ってしまった以上、上場廃止リスクを伴うような株式併合を行う会社が将来出た場合、どんな内容のプレスリリースを出してくるかは興味深い所である。
 まあ、そんな会社が出てこないのが一番なんだけどねぇ。

posted by こみけ at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 銘柄ネタ(MSCB除く) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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